2018年 活動日誌


2018年12月19日

11月書けなかった!><

 

映画の方は予告編大賞に応募するための3分映像を制作し12月2日に提出しました。

11月は撮影も忙しく、なんだかんだで2ヶ月近く更新もサボってしまいました。

ただでさえ、月イチ程度なのになんで書けないかなー。^^;

 

さて、ここ最近は本当にいろんなものを買いまくりす。

ムービー撮影もニコン機でやることに統一しようと思い、RONIN-M搭載用にNikonの新しいミラーレス Z6を購入。

D850もショルダーリグに一体化し、FIX以外の絵を撮れるように。。。

リグで使うなら単焦点で手ぶれ補正が欲しくなり、TAMRON 45mm f1.8とTAMRON 85mm f1.8に行き着きました。

もちろん、スチールで使うにも十分な性能のレンズです。

 

届いて、即撮ったのがこちら。

 

Nikon D850 Tamron SP 85mm F/1.8 Di Vc Usd F016 ‎1/750 f1.8 AWB1

 

耳のアップを見ると境界のシャープさが際立ってます。目の付近。ピンが浅いので瞳からはピンが外れていた。

ひげは収差が出やすいのだが、全然出てない。

素晴らしい性能です。(*^^*)

 

D850 Tamron SP 85mm F/1.8 Di Vc Usd F016 1/250 f1.8 AWB1 ストロボ使用

 

次はProfoto A1をフル発光で天井バウンス。

ストロボは被写体とレンズの間で発光しているので、フレア気味になるかな?と思ったのだが、コーティングはかなり素晴らしいです。

光がよく回ったねこと周囲のブランケットの質感、壁に出来た影。

長年、当たり前のようにマニュアルストロボを使ってきましたが、即応するタイプの撮影ではTTLが欲しいというときがありました。

流行りに乗ってGODOXなど手を出してみましたが、初使用で10連続発光ほどで表示部と発光部が黒ススだらけ。

それにパーティー写真やイベントなど、ディフェーズしているとは言え、クリップオンでしか使えないシチュエーションも多いので、上質な光を作れるProfoto A1はいいなーと思ってました。

本体だけなら12万、高いとは言え、ギリギリ使ってもいいかなーというところですが、Air TTL コマンダーが6万円。

何から何まで高いです。

 

 

これらは来年から新しく立ち上げるウェディング廻りの撮影の準備の一環です。

 

 


2018年10月24日

映画やろうぜ!

 

コンテンツとして最高に興味があったのではありますが、なかなか手を付けられなかった分野。

とりあえず作ったイメージカットです。

ロックでファンタジーなコメディです。。。

こちらの話は、徐々にアップデートしてまいります!

 

2018年12月23日〜25日まではTIFFCOM行ってます!

 



2018年10月8日

プロフィール撮影のオフショット

ライフワークとして、演劇をしている人たちが居ます。

昼間、仕事をしつつ、夜は稽古、そして舞台に立つ。

舞台撮影のきっかけは、撮影でモデルや演者としてキャスティングした方の依頼撮影ということから入りました。

そして、たまに宣材写真と呼ばれるプロフィール撮影があったりしますが、これが高い!^^;

 

撮る側からすると、もしも知らない人から電話で問い合わせがあったら、拘束時間を聞いて◯万円と答えるでしょう。

一番手間暇掛かるのが、ストロボセットを組んで光のあたり方の調整です。

人それぞれの顔のバランスもありますし、全身を撮る場合とバストアップを取る場合では違います。

ショートヘア、ロングヘア、男性、女性、様々な条件を加味していくと、やはり撮影する時間はOK2カット撮るだけでも2時間くらい掛かったりすることもあります。

 

そこ、なんとかしていきたいと思ってデジタルワークフローを考えています。

今回撮影した本チャンデータであるプロフ用はポートフォリオの方に載せました。

こちらは遊びで撮ったオフショットですので、遊びの仕上げです。

ライティングはプロフ撮りのときと一緒。マイムやファイティングポーズは、本来は手の影や前かがみでライト位置がずれますが、そういうとこをちょちょっとソフトウェアでやってます。

それをやっていて気がついたのですが、今はいいソフトウェアがけっこう発売しているわけですので、ちょちょっと肌感やライティングをデジタル調整でいい感じに仕上げて、安く提供できないかな?と考えています。

 

たまに依頼が来て、その度にライティングを組んで調整するのが手間かかるわけですから、公民館の集団検診みたいな感じでできないかなー。などと思ってます。


2018年9月24日

ソフトウェアによる発色の違い

 

1枚目はCapture One11、2枚めはAdobe Lightroom Classic CCです。

以前は圧倒的にCapture One 11贔屓だったのですが、D850の発色処理についてはイマイチです。

Capture Oneは、カメラプリセットはNikon D850 GenericなっていてVersion表記はなしです。

RAWのまま読み込むLinear Responseにセット、ホワイトバランスはどちらもオート0で撮影していますが、X-Lite Color PassportでCameraプリセットを作成しています。

Capture Oneの方はノーマライズでプリセットを呼び出し、Lightroomは標準プリセットに入れています。

 

Lightroomはカラープロファイルをカメラフラットで読み込み、今回はレンズプリセット補正はソフトウェアにて。

露出調整については、W&B、ハイライト&シャドー、RGBは同一条件で調整し、JPEG書き出しをしました。

 

Color補正をするにあたって、同一のRGB補正値をインプットしています。

Capture Oneはややマゼンタ転びとなります。

モデルのミリアリアさんの実際の毛色、背景の黒いのはハーマンミラーのアーロンチェアなのですが、実際の色に忠実なのはやはりAdobe Light Roomです。

シャープネスもLightroomがカチッと出てますが、同時にモフモフ感はやや硬いです。

Capture Oneのふんわり感は素晴らしいので、メーカー対応、、、早くして欲しいです。

 


2018年9月12日

ギジュたま(技術の賜物)

被写界深度合成で料理写真を仕上げてみました。

OMのミラーレス機では以前から同様の機能もあったのは知ってますが、フルサイズ機でこれはかなり嬉しいです。

多くのメリットがデメリットを上回り、フルサイズ機を使用していますが、物撮りではいまだにAPS-C機を使う場合もありました。
ケースに依ってはシフトレンズを使用します。

レンズは絞り込みすぎると画質低下が起こるので、絞って使うなってじゃあなんで絞れるようになってんの?
と突っ込みたくなるところです。

物撮りに関して言えば、シフトレンズの出番は減らせます。
精細なメーカーの新製品など合成のアラが絶対に出てはいけないような場合以外はいけちゃう気がします。
この写真もよく見ると、何箇所か合成ムラはあるんですけどね。
普通に使用する分にはわからないでしょう。


2018年8月29日
機材アップデートの恩恵。

舞台やライブのステージフォトは優先事項がステージで撮影はすべてに配慮する必要があります。

ムービーならまだしも、スチールではシャッター音が気になります。大音量の音楽が掛かっている時はシャッター切ってOK、そうでない時は無音シャッターで撮影。

多くのミラーレスやCanon機ならライブビュー撮影でもAFはソコソコ速いでしょうが、ステージ進行を把握していれば、マニュアルフォーカスで追い込む方がジャスピン狙いやすい。

但し、3インチの背面液晶では無理。

そしてステージは暗いので高感度は必須、ある程度のシャッター速度が要求されます。

 

このワークフローを高い比率で解決する機材がNikon D850+Atomos Ninja Inferno、そしてAPO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMでした。

D800に比べ、D850は甘い描写のレンズを使った場合でもそのリカバー幅があるので、そんなに尖った画質は個人的に要らないと思います。

 

正直、Sony α7RIIIとどちらを買うか悩みました。

購入起因はメンテに出したメイン機が必要な日に帰ってこなかったことで、ニコンマウントの機材が必要なのでネットで買うより5万円高く近所の店で買ったことです。笑

 

しかし、使ってみてα7RIIIじゃなくて良かった!

と思うことが幾つかありましたので、同じ悩みを持った人のために書いておきます。

今回の購入前にα7RIIIをレンタル機で使ったことはあります。

ニコン機は対して違わないだろうと思って試用せず購入に至りました。

 

まず、バッテリーの持ち。

バッテリーグリップを取り付けてD850の標準と同程度。

電池交換は暗転中に行うことも多いので、しくじるとシャッターチャンスを逃します。なので極力1ステージ1本で撮れるほうがいいです。

 

その次がライブビュー、EVF。

眼が悪くなってきたので、画面でフォーカスを合わせるほうが楽ではないか?と思ったのですが、本番2本✗2日の3日で10時間近い時間、ほとんどライブビューで撮ってるのですが千秋楽は眼がチカチカしてきました。

光学ファインダーを使えるところは使ったほうが眼は疲れません。

もちろん、体の衰えから毎回微妙に視度調整が必要なのは少しめんどくさいのですが、それでも切れるファインダー、レフ機のレリーズラグはテンポが取りやすいので、ライブビューよりバッチタイミングで撮りたいシーンを撮れます。

 

小さなアップデートでは、ボタンイルミネーションがかなり役に立ちます。

右手操作の十字キーやiキー、Infoキーは光らないが次はここもイルミネーションお願いしたいです。

 

三脚に立てる時は常にAtomos Ninja Infernoでフォーカスを確認。ちなみにAtomos レコーダーにはMFピーキング機能があるので、カメラ本体にMFピーキングが無い機材でも使えます。物撮りのマクロ撮影、現場モニタとしても役立ちます。

(物撮りも凄まじく便利なので後日…!)

 

現在のところの不満点としては、電子的な故障なのか、一部のメニュー設定変更ができないこと、ライブビュー撮影時に輝点が6箇所ほど出る、液晶のドット抜けが多い、たまにメニューに入れなくなり再起動が必要。

高度な電子化ゆえの初期不良っぽいのだが、Nikonに初期不良があるとはまさか思わなかったです。

修理対応かと思ったのですが、メーカーがこの症状を把握してなかったので、まさかの交換対応!

プロサービスのメリットを感じず、会費払わず辞めてましたが、名前が残ってたらしい。てかお仕事もしてましたからね。

 

Sony RIIIよかNikonだよ!と言うつもりはありません。

どちらも良いカメラで、同様の画質や機動力を持っています。

エッヂの立て方が異なるだけですから、好みの方を使えば良いと思います。


2018年8月20日

雑デザインプロセス。

去年、神戸からはじまった雑デザインの流れ。

 

「雑」という言葉には、混沌とした制御できない広がりを感じます。 それは可能性という言葉で言い換えることができるかも知れません。

 

ということで、ものごとのデザイン用途を的確にこなし、結果に直結する為のインパクト、スピード、スピード(旨い、早い、安い)を叶えること。

 

そのフェーズは企画からロールアウトまで多くの取捨選択を繰り返し、準備に数ヶ月を費やし、丁寧に仕上げるいつもの仕事とは間逆なようですが、精神性や社会意識については手は抜いてません。

 

この雑なデザインがハウマッチ?ではなく、この雑なデザインが生み出したクライアントの週間売上インパクトが結果なのです。

 

コンセプトは大振りで甘みも強いのでキーツマンゴーを王様と捉える。別の広告により、海外産の別の品種を王様と定める説もありますがそのへんは木にしません。雑デザインですから。

 

ワークフローとしてはキーツマンゴー、パーティグッズをアマゾンで買います。プラスチックの王冠(2個セットで798円)とフェルトの髭(598円)。

それぞれ縮尺が違いますので、撮って縮尺を調整して重ねます。

いつもの写真現像に比べるとわりと適当にやってます。雑デザインですから。

 

目や鼻を入れるとシュールになりすぎるのでやめました。

かわりに昨年せっかくかわいく撮ったカットしたマンゴーのおしゃれな感じをぶっ壊します。

 

王様の雑さをキワドイものに仕立てるのに、ストックフォトでデーハーな金ピカ宮殿風の背景を持ってきます。

ちなみにここはルーブル美術館です。

 

フォントピッチや配置場所はアシンメトリーにします。

全体のバランスを見ながら、さらにアンバランスに仕上げます。そこが雑デザインのエッセンス。。。

 

撮影時間はアイテム3つで10分くらい。

切り抜いてレイアウトして売り場に貼るまで6時間ほどです。

 

センスも悪いし、よく見るとそれぞれのアイテムのレタッチがろくにされてないので、マンゴーは顔色悪いし、王冠の下端はかなりガッタガタです。

 

写真というのは必ずしも真実ではなくフェイクを作ることに用いれて、1日でこのくらいの制作ができてしまうってことです。

 

あくまでも安く作れますから、安い仕事をくださいと言ってるわけではないですよ。

コストよりも成果が優先されるワークフローへの適応のお話です。

 


2018年8月12日

先月、更新されるレストランのキービジュアル撮影&制作を担当させて頂いた那覇のESTINATE HOTELさん。

 

8月11日に行われた3週間記念にご招待頂きました。

スチールとムービーの両方を撮りました。

 

DJ Play StyleのPartyのシュートは久しぶり。

てか、歳とりすぎを実感しました。(;´∀`)

ClubやLive、舞台は好きで撮っていたのですが、体長180cm 重量90kgの巨体が動くと目立ちますね。

 


 2018年7月25日

 

スチール作品のポートフォリオを制作しました。

ワークス、作品の両方が入っています。

配布用ファイルはお気軽にご請求頂ければと思います。

 

 

最近はキービジュアル制作の依頼をいただくようになりました。

 

それらの未発表作品が多く収録されております。


2018年7月7日

 

7月2日から6日までベトナムのホーチミンに行ってきました。

今回はいつものCM関連ではなく、映画製作に関しての企画についてです。

 

ここは友人がIT拠点を構えているので何度も訪れている場所です。

目覚ましい発展するASEANの中では真ん中より後ろを走っている感じで、先進国慣れした体にはちょいきつな場所です。

ASEANで映像制作をしようとすれば、制作はほとんどタイに集中しています。

環境も人材も揃っているので、ASEAN5カ国分の撮影をすべてタイで行うというのも珍しくありません。

 

今回行ってみて一番の驚き。Airbnbで取った宿のInternet回線は沖縄より速かった!

食生活は相変わらず弱いお腹と相談になりますが、それ以外ではネガはありません。

ベトナムは内乱の後遺症から平均年令の若い国で、アートセンスや技術吸収力については全く問題がありません。

そしてフランスの植民地時代を経ているので、雑多な街の中でもアートセンスやカラーセンスは抜群です。

 

新しいスタジオ。。。作りたいな。造ろうかな。創っちゃう?( ´∀`)

 


2018年6月23日

 

新しい読谷スタジオには常設物撮りブースを設置しました。

仕事として依頼された撮影はともかく、素材撮りで1枚ちょいと撮りたいなんてことがあっても、実に面倒でした。

 

 

シンプルなワークフローですが、なんということでしょう~!

室内の色温度が5000Kで安定。自然光も取り込めるようにしています。

近年はモノブロックストロボが主流ですが、後々人物撮影ブースも作ろうと思っての2400w✕2灯のジェネレーターストロボを導入しています。パワーがあるストロボはホント楽ちんです。

アベンジャーCスタンドに取り付ければ真上からのライティングが打てます。

隣の編集室が引っ散らかっていつまでも写真をお見せできる状態ではないのですが、、、笑

その散らかった編集室のモニタプロファイルは印刷物用、Webや映像用と異なる白色点での確認が容易です。

テザー撮影用のMacBook Proでも確認はできますが、同期したiMac側で27インチ画面でリアルタイムに確認できると仕事が早いです。

 

撮った写真は「マンゴーの食べごろ」のチラシ用カット。

果物の表面はガラス質に覆われ、反射により不確定な光を作り上げます。

うまく利用すると作例のように赤い影を落とすことができます。

これが良いか悪いかは好みに依りますが、マンゴーの畑を見続けるのはライフワークなので好きにやっています。


2018年6月15日

 

台風一過の晴れ間を狙って新しい読谷スタジオのバルコニーから外の景色を撮影しました。

ブリッヂヘッドスタジオのFacebookページのメイン写真にも使っています。

天気が良いと名護方面と伊江島がくっきり見えます。

 

なんやかんやとやることが多く、案件ベースで徐々に構築中ですが、商品撮影用のブースは真上方向からの傘バウンスを導入しました。

 

次の予約はフード撮影のスタイリング写真なので、次はキッチンにテコ入れです。

米国製4つ口 IH(200V)、ビルドインオーブン、コンベンションオーブン、炊飯器、調理用品一式が揃っています。

全然片付かないので。。。ここの写真がまだ撮れないです。(;´∀`)

 


2018年6月7日

 

ヘッドとジェネレーターが一体化したモノブロックストロボが普及し、ジェネレーターストロボの需要は小さいと思ってました。

7−8割の仕事はモノブロックストロボで出来ますが、2−3割の仕事で光量不足を感じるときがあります。

そしてストロボの光は被写体に近いほど柔らかい光になります。

モノやヒトを打つ時、距離や質感のコントロールには強力な光量が理想的です。

バウンス、ディフェーズなど、光は足し算をするよりも引き算の方が絵作りをしやすくなります。

 

反対に光が回りすぎるので、料理の撮影などでは部分的にキラキラと光ってしまう場合があります。

そのコントロールが難しいので、ぐるっと囲い込んだラウンドライティング環境を作り、バウンスをさらにディフェーズしたストロボ光が必要になります。

 

 

こちらのデザート写真はピンクの背景がラウンドライティングで影が出にくく撮影したもの。

ブルーの背景は写真の上の方から弱めのアンブレラバウンスで撮影したものです。

お皿の影がうっすらと下向きに出て立体感を作ります。

ブリュレやパンナコッタのソースには光の粒のような反射が出ています。

これはこれで良いとしたのですが、用途によってはこのように異なるライティングでの絵作りが必要になります。

 

飲食や販売のお店で、既存の写真がありある程度のトーン&マナーが出来上がっていれば、少ない枚数の追加は既存の雰囲気に合わせます。

メニュー一式、その後もアップデートなどやらせて頂いている場合には、こうしよう、こっちも作っておこうという幅が持てます。

 


2018年6月4日

 

読谷スタジオが移転いたしました。

新しいスタジオは約104平米と約2倍の面積となりました。まだぜんぜん片付いていないので、一部の写真になりますが、こちらは物撮り専用スタジオ。

南向きの窓からの自然光を入れることも遮光することもできます。

撮影台の大きさは長さ180cm✕幅90cmです。

写真では撮影台を縦にセットしていますが、窓側に横にセットすれば幅が必要な物も撮影できます。

 

最大2400ワットのジェネレータストロボ2灯を備え、補助光源として300ワットモノブロック2灯、クリップオン✕4灯、LED定常光を常設しておりますので細やかなライティング可能です。

 

移転第一号の撮影案件は教材DVDの撮影でした。

フィルム素材が反射し、教本3冊ととDVD5セットとなり、手前から奥までピントを合わせる必要があります。

今回は白抜きで使用する素材だったので、カメラを少し下げ、F16まで絞り込んで背景が切れた状態で撮影。

 

ケースによってはティルトシフトレンズを使用しての撮影、Photoshopで被写界深度合成を行うという事もできます。

今回のDVDの場合は卓上で高さが異なる立てたDVDケースと教本があり、ティルトシフトレンズを使用した場合はオブジェクトのアオリ角がことなり不自然な仕上がりになります。

Photoshopでの被写界深度合成を行う時、注意しなければならないのが色温度の管理です。

以前、出張撮影で店内の照明を拾った状態で試したところ、色々とうまく行きませんでした。

スタジオ内の色温度は5000Kで安定かつ、高出力のジェネレータストロボを使用していますので、この方法でも問題はなくできると思います。

 

とは言え、Photoshopでのレイヤー合成の場合には、別の注意点も出てきます。

レンズ補正を先に充てると合成結果が良くない場合があります。ですが、撮影しているのが真四角なDVDや教本ですので、レンズ補正無しだと歪みを目で見て手動で直さなくてはなりません。

 

この問題については、なぜだかわかりませんが、Phase OneのCapture One Proでレンズ補正を適用してRAWからTIFF書き出しし、Photoshopで編集すると回避できます。

理由としてはソフトウェアが優秀としか言えないですね。

 

 

スタジオについては、順次紹介をしてまいりますが、現像室は写真用に最適化、ブツ撮りスタジオと同様に5000Kで安定。素材を扱わないときには南と西の2面の窓から陽が差し込み、海も見えます。

片付いていなさすぎて写真がアップできませんでした。(^_^;)

 

そして、キッチンスタジオも完備。

200Vのアメリカ製四つ口IHコンロ、ハイカロリーオーブン、小さめのコンベンションオーブンがもう一台。

冷蔵庫、作業台を備え、6人掛けのダイニングテーブルが設置されています。

 

片付いてから工事になりますが、人物用の小さめ2R白ホリゾントも造ります。

Rは床面と天井面になります。

5m✕5m程度で天井高も3m程度ですので、チョイ撮り用ですが切り抜きよう用ならギリ3人立ちできます。

ライティングも装置もこれからですが、センチュリースタンド、ジェネレータストロボ、布引き黒、クロマキー合成用背景に対応します。

 

キッチンスタジオのテーブル等を合わせれば、シチュエーション撮影にも対応いたします。

 

 

 

まだ不完全ですが、ご利用についてはご相談下さい。

 


2018年5月24日

 

制作実績で既に紹介している2018年2月27日から3月5日に行ったドイツロケ、ヤンマー建機株式会社様の現地法人、Yanmar Compact Germany様の工場紹介ビデオがYou Tube公開されました。

 

ロケハン、撮影から編集まで一貫してプロデュース、クリエイティブ監修を担当いたしました。

 


 

真冬極寒の屋外撮影は一番寒い日でマイナス14℃という過酷ロケ。かつ予算の都合上、わずか4人で全てをこなしました。

 

状況や予算に関わらず、良いものを造りたいというのがクリエーターです。

機材にも相当制約がありました。

 

編集に於いても全工程立ち会いを行い、細かく詰めてきました。

カラコレ、グレーティングを行い、シネマライクに仕上げました。

 

当たり前のことを当たり前に行い、抜いてはいけない手抜きはなくし、限られた状況を活かせばありあわせでもこのくらいは出来るという手本的な仕事になったかと思います。

 

ただ、私の体力やイマジネーションの問題からこのような仕事は年に何本もできません。

メシ食うためには毎月バンバン制作をして行きたいとも思うのですが、今は丁寧に仕上げて行きたい時期ですね。

 


2018年5月5日

 

沖縄は本格的な行楽シーズンに入りました。

年々、観光客が増加しており、今年は1000万人を突破しそうな勢いです。

2年前と比べると100万人以上の増加ですが、住んでいて観光関係の仕事をしていなくとも人多い!ということは感じます。

 

本日のネタは、新たに調達した超望遠ズームレンズです。SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMを導入しました。

この前の週にSIGMA APO 150-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMを記録撮影の現場で試したのですが、ワイド端が長すぎてムービー三脚へ据え置き以外の使いみちがありませんでした。

このときは手持ちは24−120mmを使っていたのですが、寄りで撮る際にはスーパーワイドが欲しいシーンもあり、16−35mmへの換装もしばしばありました。

 

SIGMA 50−500mmはレンズ+カメラで3kgを超える重量級ではありますが、ギリ手持ちで行けます。

50mmからのテレ端だとレンズチェンジ無しで撮れる範囲が広がり、手持ちサブカメは24−120mmではなく、16−35mmを付けて置けますから、ワイドなローアングル視点と標準から望遠まで現場フォローができます。
作例はWeb CM撮影現場でのワンカット。沖縄の人なら誰でも知ってる大城優希さんです。

500mmのディスタンスだとムービーカメラの射程外から撮れるので、カメラマンさんの集中力を削ぐスチールのシャッター音の懸念も減らすことが出来ます。

今回、演者さんが走るシーンが多かったのですが、なかなか大活躍でした。

 

撮影会社としては、作品撮り用の機材はそれぞれの制作に応じて借りれば良いので、ちょっと個性の強い機材を揃えたいと思いました。

超望遠レンズは以前からあると良いなとは思っていたので、Nikon純正の200−500mm F5.6E ED VRが欲しいなーと思っていたのですが、今はこの50−500mmで正解だと感じています。

シャープネスや抜けなどは作品撮りには不向きですが、記録撮影としては十分な性能を発揮します。

 

映画やドラマの現場スチールの役割は記録撮影ということは勿論ですが、監督やカメラマンが気が付きにくいことを発見するという役割があります。

このレンズで光学ファインダーを用いて撮影するので、EVFやモニタを見ている人たちが気が付きにくい演者さんの細かな変化を見つけます。

空を見上げるシーンの撮影時に皆が眩しく目を細めてしまっている等は屋外では把握しにくいです。

こういう点に気がついて監督へ報告を上げていくことが現場スチールの大事な役割です。


2018年4月7日

 

ドイツロケ案件は4月2日、完パケとなりました。

クライアントさんの公開がもう少し先になりますので、その後にこちらでもお知らせしたいと思います。

 

今日はデータバックアップのお話を少々。。。

当社で細々とやっておりますアマゾンのストアでも取り扱っているRAIDソリューションやエンクロージャなど。なんで制作の傍らでそんなものを取り扱っているのかと言うとですね、大手さんは大手さんの製品導入する規模も予算もあるので良いのですが、中小企業やフリーの人が買えるような金額では無いものがほとんどです。

データのバックアップなんて制作やっている人間なら誰でも重要性は感じていつつ、USB3.0外付けハードドライブで賄っていたりします。

 

 

それでデータが飛んじゃって、業者に頼んで復帰、、、なんていうSNSの怖い書き込みとかブログの記事よく見るのですが、プロとしてクライアントさんを不安にしないことも重要な要素かと思います。

 

かくいう当社も零細規模でやっていますので、そんなに高いバックアップ装置は導入できません。

色々と探すと日本国内で売られているもののほとんどは中国や台湾製造の製品が多く、国産の製品はあまり多くありません。ところが米国を見ていると、同じくそれほど大きくない規模の企業が中小企業用のソリューション製品を色々と供給しています。

そんな中で古くからMacのアクセサリーを中心としたOther World Computing社は前職の関係で知り合って日本での販売とプロサポートを中心にやっております。

 

ネットで探せばパーソナルレベルのエンクロージャ製品は安いものはいくらでもありますが、信頼性となると何を基軸に製品を選べばよいかをご説明します。

 

そもそもエンクロージャ製品というのはなにかと言いますと、コンピュータ用品ではハードドライブを入れる筐体のことを指します。

RAIDとは、複数のディスク装置を1つの筐体に収めた装置になります。

この2つはハードウェア的には共通の製品も多くあります。ソフトウェアを使用するとアップグレードしてRAIDドライブとして使用できるようなタイプもあります。

 

USB3.0外付けハードドライブやディスクを裸のまま立てて使用する通称「お立ち台」のような製品を使用してトラブルとなり、導入の検討をしている制作会社さんの相談は毎月のようにあります。

 

まず、製品で大変重要なのは電源が安定していることです。

ディスク破損、書き込みエラー等に於いて大半の原因はこれが多いです。

RAID対応のエンクロージャには安定した大きな電源が搭載されていることが基本となります。

そしてトラブルになりやすいUSB外付けディスクは小さなACアダプタがほとんどです。

さらに電源供給にも問題がある場合がほとんどです。

 

ご法度なのは壁のコンセントに直接差し込む、たこ足配線などは論外です。

エアコンが出力を上げる瞬間に照明がちらついたりする環境ならコンピュータを使用するのは絶望的な環境です。

とは言え、通常事務所や自宅の電源は出来る範囲でとなる場合がほとんどです。

 

まず、壁の電源から1口ずつにUPS(無停電電源装置)を最低限用意して下さい。

コンピュータ、モニタ等1セットに1台が理想です。

安いものですと300ワット前後で5000円程度からあります。

このくらいのもので十分です。

 

落とし穴となるのはレーザープリンターはかなり高負荷が掛かるので、コンピュータとは電源を分けることが基本です。同じくUPSを使用できると全体の電圧低下の予防措置になります。

 

UPSには状況をコンピュータに伝える為のインターフェイスもあります。

当社ではAPC社の小型UPSを使用していますが、MacとUSBで接続するだけでそのまま連動することができます。

 

当社のスタジオがある沖縄中部は1秒以下の寸断停電はしょっちゅう起こっています。

たまにログを見ると1週間に1度以上の電圧以上が発生しています。

 

電源、エンクロージャ、必要なハードドライブまでとなるとそれなりの支出にはなりますが、プロの職業上必要な支出と考えて頂くような性質です。

撮影会社ならカメラ、レンズ、コンピュータ本体もモニタ、三脚や特殊撮影装置など、終わりなき支出が続きます。

 

そんな中でも優先順位は高いものになります。

 

業種や用途によってのアドバイスはお気軽にお問い合わせ下さい。( ´ ▽ ` )ノ

 

Other World Computing社製 Thunderbay4

Thunderbolt3で高速に接続可能。旧モデル対応製品はThunderbolt2モデルも用意しております。

最大6台のデイジーチェーンが可能なので規模に応じて24台規模のRAID5を構築できます。

また、Thunderbolt3、2の機種混在でも構築が可能です。


2018年3月22日

 

やっぱり1ヶ月経ってしまいました。

帰国したのは3月6日でドイツでの案件の映像編集が続いています。

 

今回はすべて4K撮影し4Kネイティブ編集を試そうと思ってます。

納品についてはFHDサイズでMOVと言われてますのでオーバースペックなのはわかってますが、いろいろと試したいと思ってやっております。

公開できるまではまだ時間が掛かりますので、進撃の巨人チックな城壁都市Rothenbrugの街並みを。。。w

 

所有機材をやや増やしましたので、沖縄でのレンタルに対応します。

詳しくはこちらをご覧ください。


2018年2月12日 映像制作のワークフロー

 

今月〜来月は外資さんの映像制作です。

忙しくなると月を跨ぎそうだから書いておきます。(^_^;)

 

2月21日より先兵隊(ロケハン)がドイツへ。

撮影本隊は2月27日から3月5日までShootingとなります。今回の撮影、ドローンワーク&サブCAMはにっしー、究極ワンオペでプロジェクト9の平一紘さんに行って頂きます。


 

クライアントさんにも色々と事情があります。とても大きな会社でもけっこう小さなことが課題になっていたり、課題があったりと。人がやっていることですから当たり前ですよね。

 

海外ロケ専門でやってます。って言うとイケメン俳優が演じるテレビドラマのルポライター的なイメージがあるのでしょうか。

現実、そういうことよりもややこしいことがあるから行くことが多かったりします。

ややこしいというのはクライアントさんには失礼かも知れませんが、コミュニケーション、業務内容、実施予算について、こんがらがっていたり話をする相手が外国人だったりする場合です。

 

今回はM&Aにより自社傘下に加えた海外法人とのコミュニケーションが大きな課題です。

撮影の企画や技術以前に相手との信頼関係をクライアントさんに変わって築くようなことも多くあります。

 

業務連絡や概要など、意思疎通がいまひとつうまくいかない。

英語力の問題、文化や風習の違い、それぞれの立場など埋めなくてはならない原因は様々です。

日本人の場合、生真面目に仕事に取り組む姿勢は美徳です。話をする相手もそういう構えはあるにも関わらず、うまく話が伝わらないのはよくあることです。

 

英語、欧州言語、中国語など文法がほぼ同一なのですが日本語は特殊です。

アジア言語もASEAN圏では共通することが多いのですが、英語とも日本語とも違います。

 

国家プロジェクト級であれば、各ポジションにスゴ腕の担当を於けば良いのでしょうけど、展示会上映の映像を1本制作する話だと予算、スピード、結果など求められる内容については、アタリマエのことを当たり前にこなさなくてはなりません。

ただ、その相手はドイツ。しかも欧州統括はフランスにヘッドクオーターがあるなど、話は聞けば聞くほど色々とありそうです。

 

そういう中でのスタートとなりますので、日本のお客さんよりも前に出て相手との信頼関係をがっちり作らないといけないんです。最初にしなければならないのは、撮影をすることより話が通じる相手であるという人間関係を短時間で作っていくことです。その上で撮影について気持ちよく協力をしてくれるということになります。

 

TV的には言葉が通じなくても人間は世界共通的な解を出すこともよく見かけますね。

正直、そういう現場が多いです。

ロケマン的に言えば、それは自分のパフォーマンスの結果ではないから嬉しいものではありません。

 

 

そうではない結果を出すというのは、それほど簡単ではないんです。

 

 

ロケはクリエーターとして試されるとでも言う感じです。

うまく架け橋になる関係がいつもロケのダイナミック感です。

 


2018年1月28日 決意が既に、、、

 

来年(今年)こそは、ここのコーナーをこまめに書くぞ!と決意したのですが、やっぱり月末近くになってきました。

書いていない言い訳をすると、載せる写真を現像していないとか、守秘義務のある案件ばかりやっているとか、2月は1週間のドイツへのロケに行くとか。。。

理由を探すと色々ありますが、今年もこまめに素材撮りはしていこうと思ってます。

 

新年明けてみんなで備瀬のワルミ、フクギ並木、八重岳の桜等を撮影に行ってきました。

ドローンワーク01がジョンさん、02が西口くんの撮影です。ほとんど撮ったままです。

同じ場所で飛ばしても人によってこんなにも違うのかと感じました。

今、天候があまり良い時期ではないのですが、今年は暖かくなったら映像素材撮りまくります。